かんざき
作例のご紹介
KAMINGのVRツアーは、高品質をうたっているのですが(自称)、大手企業のお客様にも文字通り大変好評をいただいています。
で、「高品質」っていっても、一体どういう事なの!?
と疑問に残されることも多いと思いますので、今日は、最近納品させていただいた中で、美しいツアーの事例をご紹介します!
「三井ガーデンホテル銀座五丁目」様です。
9月26日にオープンしたばかりのピカピカの、そしてラグジュアリーなホテルです。
東銀座駅が目の前の便利な場所にあります。
歌舞伎座がとても近いので、海外からの観光客にも人気が出そうな場所ですよね。

で、早速ですが、事例の一つがこちら!
こちらは、オフィシャルのWEBページから引用させていただきました。
https://www.gardenhotels.co.jp/ginza-gochome/room/deluxe-twin/
・・・・・。 (^ ^)
パッと見、綺麗だなと思ってもらえたら、もうそれでいいんですけど。
どんな風に制作をしたのかというのを一丁前にそれっぽく解説したいと思います。
RAW撮影
弊社は撮影に「360度カメラ」を使用せずに、一眼レフカメラを使って美しく画像を仕上げているのですが、一重に一眼レフカメラといっても、実は細かな設定によっては全く違う仕上がりになります。
一眼レフカメラを使用しているストリートビュー業者の9割以上は、”オート”で撮影しています。
色温度や、シャッタースピードから、つまりは全~~部お任せモードです。
そうしている理由は、ストリートビューに参入した業者のほとんどは、元々カメラマンではないからです。
ひどい場合だと、カメラのピントがあっていなかったりします。
例を出すのは申し訳ないなと思いますが、悪意からではなく、ストリートビュー業界の発展のために、引用させていただきました。
このような事情もあって、多くのストリートビュー業者に、一般のスチル撮影で求められるような細かい指示を依頼したとしても、殆ど理解されることはないです。
だからと言って、普通のカメラマンにパノラマの話をしても、「良く分からない」という顔をされるでしょう。それぞれが独立した分野だと言っていいと思います。
(腕の優れたカメラマンがパノラマ撮影を理解したら、素晴らしい納品をしてくると思います。)
かと言って、”オート”撮影が悪いかというと、、、実はそうでもないんですよね!!
全然まったく悪くないし、むしろそんな事言われても普通の人は良く分からない。
だから、そんなこだわらなくたっていい!と思う人も多いはず。
なのに!!
なんで、そんな所にこだわっているのか?っていう所に大きな価値があります!
RAWで撮影するメリットは、ずばり色味の再現性です。
オートとは所謂お任せなので、色味(色温度など)を頃合いのいいところに、つまりはまぁイイ感じにカメラがやってくれるのですが、RAW撮影であれば、より忠実に表現することができるのですね。
お馴染みのJPEG画像で表現できる色数は約1,677万色。
これでもまぁ充分なレベルなのですが、RAWでは約4兆4千万色くらいの色情報を記録しています。
でも、ちなみに人の目で認識できるのは、だいたい1,000万色くらいらしいです。
私が幼稚園の時に使っていた色鉛筆は12色でした。
大手企業の広報の視点として、ブランディングとして、広告物の仕上がりはとても重要です!
それが、弊社が品質に重視している理由です^^
クリエイティブにきちんと応えられるように邁進しております。
(ちなみに、全ての撮影をRAWで行っているわけではありません)
カメラ影への対策
360度撮影の際に、悩む要素の一つは影です。
360度撮影では、ストロボ等でライトアップすることはできないのですね。
(ストロボごと写ってしまいます。)
なのにも関わらずこの制作時は、元々影が出ないように特別な工夫をすることで、影対策に成功しています。
単なる画像のレタッチではありません!
(ちなみに、全ての撮影で、この工夫を行っているわけではありません)
天底の処理
天底というのは、いわゆる真下という意味です。
殆どのストリートビュー業者が使用している機材では、どうしても真下がカバーできず空洞になってしまい、それをGoogleに公開する前に、ソフトの自動処理によって放射状に穴埋めをする事で画像を補填してくれています。(最初は、超優秀だと思いました)
実際、こんな感じ。
今回の作例だと、
あれ?浮いている!?
どうやって撮っているの?
(機材は変えていないんですけどね・・!)
このように掲載先によっては、様々な工夫をして、より高品質な画像として納品してるんですね。
何より情熱です!!
三井ガーデンさんの公式のWEBサイトに、
各お部屋やレストラン、大浴場の高品質パノラマ画像が楽しめるようになっていますので、是非オリジナルもチェックしてみてください。
https://www.gardenhotels.co.jp/ginza-gochome/