かんざき
広告ってどうして出すの?
店舗やサービスをオープンした後に、最も重要なことの1つに「集客」があります。
売上にダイレクトに影響する事であり、店舗の生命線とも言える集客は、多くの店舗が苦労されることではないでしょうか。
今日は大切な広告について触れていきたいと思いますので、是非ご一緒に考えてみましょう。
■そもそも集客ってなんだろう?
お客が集まると書いて「集客」なのですが、ただ単にお客さんをお店に呼ぶことが出来れば集客という目的は達成されるのでしょうか?
例えば、洗練された雰囲気のフレンチレストランに、破れたジーパンに、汚れたビーチサンダル、Tシャツを着たお客様が来られたらどうでしょうか?
反対に、イタリアンのフルコースを食べたい人がサイ◯リヤに来店してしまったり、
レンタカー屋に車を買いたい人が来てしまったらどうでしょうか?
とは言っても、こんなトンチンカンな事が現実には滅多に起こらないのですが、その店が得意としていることを欲しているお客様が来たら、お互いに良い事ですよね!という事です。
つまりまずは、どのような属性のお客様に来てもらいたいかをイメージすることが大切です。
近隣にお勤めのサラリーマン
旅行で訪れている観光客
近くに住んでいる家族
夜遅く帰ってくる単身者
などなど。
いわゆる「ターゲット」です。
単身なら定食を食べるかも知れないし、ファミリーなら大皿をシェアしたい。
観光客向けなら、流行りのインスタ映えするご当地料理やカクテルもいいかも知れませんよね。
仮説でもOKなので、まずはイメージしてみることから始めてみましょう。
下記のような環境要因から、考えてみてもよいと思います。
駅近 ⇄ 隠れ家
低単価 ⇄ 高単価、
ビジネス街 ⇄ 住宅街
■どのようにお客さんがあなたの店を見つけているのか?
あなたのお店を知らない人が、あなたのお店を知るきっかけは、だいたい纏めると以下のように大別できます。
店のそばを通りがかる
知人の紹介(口コミ)
インターネットで調べる(見る)
雑誌・チラシなどを見る
1と2は、ほとんど自分ではどうしようも出来ない場合が多いですが、
3と4は、広告である場合が多く、自分である程度コントロールする事ができます。
■利益が出るのであれば、広告を活用してみよう。
もしあなたが、
「集客には困っていない」
「一見のお客さんには来て欲しくない」
と思われるのであれば、この記事の内容はほとんど不要な情報です。
ですがもし、
「広告にお金をかけずにやってきたから」
という理由で広告をやった事がないのなら、
そして特別な事情がなければ、是非一度検討してみても良いかもしれません。
私には60を越える母がいるのですが、実はインターネットでカード決済した事がありません。
その理由を聞いてみると・・、クレジットカード情報が抜かれて詐欺にあうかも知れない、と思っているからだそうです。
今はSSL通信というものもありますし、店舗側にカード情報が残らないシステムもありますから、殆ど安全と言ってもいいレベルです。Amazonや楽天で買い物している人はカード払いが殆どですよね。
ただ、どれだけ安全であるという理屈がそこに存在したとしても、実際にカードで買い物をした事がない母には一切理解される事はありません。
それを理解させる方法は1つだけ・・・・。
それは、
本人が実際にカードでお買い物してみること。
です。
実際にやってみないと絶対に分かることはありません。という事です。
広告も形は違っているようで、全く同じ原理です。
おそらく広告をやった事がない人はこのように考えています。
「でも、10万円かかるんでしょ・・・?高いなぁ」
確かに10万円かかったりもします。
30万円だって、50万円のものもあります。弊社も何百万もする広告費用を支払っています。
しかし、広告とはその支払った10万円が、30万円になったり、50万円になったりすることでようやく価値を発揮するものです。
これが費用対効果という考え方で、この考えを持つことが非常に大切です。
ですので、ビジネスオーナーは、10万円そのものが高いかどうかの判断よりも、その支払った10万円が実際にいついくらに化けるのか?という事に真剣になり、計算を始めるべきである。
弊社ではそのように考えています。
広告は本来、売上にレバレッジ(てこの原理:少ない力で大きな結果を生む)がかかるものです。
ですので、例え1円の広告でも利益を生まない広告であるならば、投資をすべきではありませんし、価値を見抜くことが大切ですよね(^ ^)
ところで、10万円が1ヶ月で100万円になる広告があったらあなたはどう思いますか?
■そもそも価値の考え方とは?
ある日、突然「僕に1,000万円払ってください」という人が現れたら、あなたはどう考えるでしょうか?
おそらく全員が「そんな高いお金払えるわけがない!」と考えるでしょう。
しかし、こんな事情だったらいかがでしょう。
「世田谷で2階建ての上物付きの土地400坪をお譲りするので、1,000万円ください。」
400坪であれば、25mプールくらいのお家に大きい庭と駐車場がつけれるような広さです。
おそらく殆どの方が、「1,000万円!?安い!今すぐ銀行に借りに行こう!なんなら買って他所に貸出してもいいな!」
と考えるのではないでしょうか。
人は価値を理解して初めて、金額が高い・安いの判断ができるというものです。
反対に言うと、価値が分からないうちには、高い・安いの判断は到底できないものである、という事になります。
■何事もはじめの一歩から
まずは知ること、というレベルから始めてみても良いと思います。
今まで敬遠していた、広告営業マンの話をたまには聞いてみましょう。
大丈夫です。
もし嫌になったら、さっさと追い返してしまえばいいんです!
時には、重箱の隅をつつくような質問もよいでしょう。
あなたの気分が納得するのなら、質問を繰り返すことも時には必要なことです。
(実際あまり納得に繋がらないことも多いですが!)
ふ~ん、そんなもんなんだな。
とか。
へぇ、そんな仕組みになってるんだな。
とか。
そう思えれば、十分な経験になったと言えます。
実際に繁盛している店が、広告を全く何もしていないというのは、とても質の高いコンセプトである場合で、極めて稀な例です。
その広告営業マンに、今大流行しているお店の秘密を聞いてみても良いでしょう。
業者は上手くお付き合いすると、お店にプラスになる事も多いのです。
いかがでしたでしょうか。
今回は広告の価値について考えてみました。
これを機会に、今一度店舗の集客戦略を見直してみても良いかも知れません。
お店やサービスの広告について、ご相談してみたい方はコチラからお進みください!^^